- 世界自然遺産
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森・川・海がつながる生命の森

沖縄本島北部、通称「やんばる(山原)」は、2021年に世界自然遺産に登録されました。
国頭村・大宜味村・東村にまたがる広大な森林地帯が世界自然遺産地域として登録されています。与那覇岳や西銘岳などの山々が連なり、森と川と海が緩やかに巡り合う、豊かな自然が息づく場所です。

この地では、ヤンバルクイナやノグチゲラなど、世界でもここにしか生息しない貴重な生き物たちが暮らし、亜熱帯の豊かな自然が今も色濃く残っています。2016年には「やんばる国立公園」として指定され、自然の保護と文化の継承が調和するこの地域では、人と自然が共に生きる姿勢が息づいています。
沖縄島北部の「自然」
- どんな体験ができる?
(自然・文化) -
やんばるでは、森・海・星空、そしてそこに息づく生き物たちと出会う、さまざまな体験ができます。たとえば、慶佐次湾のマングローブをゆったりと進むカヤック体験、やんばるの森を歩くトレッキング、ヤンバルクイナ生態展示学習施設での観察体験、そして星空ガイドとともに夜空を見上げるツアーなど、心と身体でやんばるの自然を感じるプログラムが揃っています。
やんばるの3つの村(国頭村・東村・大宜味村)では、地域それぞれの特色を活かした体験も楽しめます。
沖縄島北部の「自然」
- おすすめの立ち寄りスポット
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【国頭村】
「ゆいゆい国頭(道の駅)」は、やんばるの自然や文化、人との繋がりを感じられる拠点。特産品やクラフト、観光情報が揃い、森や海への旅の始まりとして最適です。

【大宜味村】
「大宜味村ビジターセンター」では、星空観賞や地元食材の展示を通して、やんばるの自然や文化を体感。“長寿の里”の知恵と魅力を楽しく学べる施設です。

【東村】
「サンライズひがし(道の駅)」では、東村産のパイナップルや加工品、天然化粧品が人気。レストランや海辺のロケーションも魅力で、ドライブ途中の休憩にも最適です。
その他の沖縄島北部のここが見どころ
- 地元のグルメとお土産
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やんばるには、土地ごとに異なる“おいしさ”が息づいています。国頭村では、漁港から仕入れた新鮮な魚を使った海鮮料理。
大宜味村では、特産のシークヮーサーを使った香り豊かなそばやスイーツ。
東村では、大地が育んだ多彩なパイナップルや、地元素材を生かしたチョコレート・加工品が人気です。
沖縄島北部の「食」
- 気をつけたい旅のマナー
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やんばるの自然を楽しむためには、少しの思いやりと配慮が大切です。この地域には、絶滅が心配される動植物が多く暮らしています。生き物を追いかけたり、触ったり、持ち帰ったりせず、そっと見守りましょう。夜間のライトや大きな音も控えめに。車のスピードもゆっくりと、生き物優先の運転をしてください。
また、キャンプや焚き火は許可された場所のみで行い、ごみや生ごみは必ず持ち帰りましょう。「来たときよりも美しく」を心掛けて、次世代に美しいやんばるを残していきましょう。
訪れる前に確認しよう
- アクセス
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沖縄本島へは、飛行機で東京から約2時間半、大阪から約2時間、福岡から約1時間40分。那覇空港に到着後、やんばるエリアまでは車で約2時間のドライブ。道中で見える美しい海岸線、道の駅のグルメ等を楽しみながらアクセスしましょう。
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