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認定ガイドと行く
西表島のエコツアー

  • 西表島屈指の絶景・
    ゲータの滝に魅了される
  • 生態系の循環サイクルが
    目に見える島

竹富町観光案内人の紹介

清水 孝文(しみず たかふみ)さん

西表島ガイドUMICO 代表

北海道出身。JSPAアドバンストシーガイド、NPO法人沖縄県カヤック・カヌー協会認定ガイド、川に学ぶ体験活動協議会RACリーダー。BSACスノーケリングインストラクター。海や川ではシーカヤックを使ってのツアーを開催。北海道では富良野市でラフティングのガイドに従事。西表島でのガイド生活を始めてから、冬期は北海道でスノーシューやワカサギ釣りのガイドの2拠点生活。2013年に「西表島ガイドUMICO」を設立。竹富町観光案内人。

清水 孝文(しみず たかふみ)さん
清水 孝文(しみず たかふみ)さんの写真

ツアーの見どころを紹介

今回のツアーは、大見謝ロードパークを出発し、絶景スポットとして人気のゲータの滝を目指す「ジャングルトレッキング半日コース」です。ゲータの滝は3段に分かれていて、それぞれ異なる表情で訪れる人々を迎えてくれます。道中は、童話「ジャックと豆の木」のモデルと言われているマメ科の「モダマ」や、木にからみつきながら成長し、中の木を枯らしてしまう「締め殺しの木」など見どころ満載です。半日コースというとお手軽なイメージがありますが、自然道の険しさや西表島特有の移り変わりが早い天候など、人間がコントロールできない自然の厳しさを体感できます。不慮のアクシデントに遭うこともあり得るので、救命救急の資格を有する認定ガイドによるツアーが安心です。

TOPICS

「竹富町観光案内人」とは

「竹富町観光案内人」とは西表島の貴重な自然環境を保全しつつ、持続可能なかたちで適切に利用・活用していくため、地域に根ざした質の高いガイドを確保・育成する認定ガイド制度です。それに伴い「竹富町観光案内人条例」が2020年4月1日に施行しました。これにより、陸・河川域のツアーガイドに対して「竹富町観光案内人免許」の取得が義務付けられています。また、カヌーやトレッキング等の陸域での1ガイドあたりの案内人数は上限が設けられています。ネイチャー・アクティビティを安全に楽しむために、さまざまな知識や資格を有する認定ガイドが同行するツアーを利用しましょう。
※海で行うダイビング、シュノーケリング、釣りなどのガイドや、集落内の歴史ガイドなどは本免許制度の対象外です。

竹富町観光案内人条例について
ジャングルトレッキング半日コース

西表島屈指の絶景・
ゲータの滝から学ぶ、自然との共存

県内では沖縄本島に次いで2番目の広さを誇る西表島は、島のほとんどが亜熱帯のジャングルで覆われ、そこには希少な動植物が生息しています。このコースは、島の幹線道路から一歩足を踏み入れた瞬間に密林の世界が広がり、幅広い年齢層に人気があります。ここでは準絶滅危惧種のマメ科ヒメモダマ(コウシュンモダマ)や日本最大級のシダ植物であるヒカゲヘゴ、西表島と石垣島でしかみられないコナカハグロトンボなど珍しい生き物と多く出会えます。しかしその反面、ハブのような毒性がある生き物やヒルが生息しているため、野生生物の動きが活発になる雨上がりは注意が必要です。岩場や水辺、そびえる巨木などコースのルートに同じ光景は2つとありません。西表島の自然のさまざまな表情が見られるため、ツアー参加者は大いに魅了されます。

岩場やむき出しの赤土など自然の形状が生かされているゲータの滝へ向かうコースを、認定ガイドの清水さんを先頭に進んでいきます。道中、遭遇した生き物については清水さんによる丁寧なガイドが行われるため、亜熱帯の動植物について楽しく学ぶことができます。

ツアーの前に入林にあたっての心得や岩場の歩き方、注意事項をお話ししますので、ルールを守って楽しんでください。ジャングル内は携帯電話の電波がつながらないため、もし怪我をした場合、救助に時間がかかってしまいます。スタート前でつい気分が高まってしまいますが、自分の身を守るため、不慮の事故を防ぐためにも大切なことです!

続く緑に覆われた道を進むと水が落ちる音が聞こえ、美しい青空と壮大なゲータの滝の1段目が出迎えてくれます。思わず歓喜の声が上がりますが、ここはまだ通過点。目指すはゲータの滝の3段目です。この辺りから道の険しさは一段と増し、勾配も大きくなっていきます。「自然に試されているかのような厳しい環境の中で、子どもは成長し、大人は気づきを得ます」と清水さんが言うように、次第に参加者の表情も変わってきます。清水さんに登り方をレクチャーされながら直角にそびえる岩をつたっていくと、そこには豪快に水が落ちていくゲータの滝の3段目と、遠く海まで開かれた眺望が広がっていました。達成感に満たされながら眺める景色は、ツアー参加者へのご褒美のよう。「滝を流れる水は夏場でも冷たいので、水を浴びるとアイシング効果が得られます。帰りの道のりも楽になりますよ」と言う清水さんのアドバイス通りに足を冷やすと、疲れが吹き飛んでしまうほどの心地よさ。天然のリフレッシュメントは効果絶大でした。認定ガイドのツアーなら自然の中での過ごし方を教えてくれたり、体力に不安がある参加者のペースに合わせてくれるため、安心して西表島の自然を満喫することができます。

「滝を流れる水は夏場でも冷たいので、水を浴びるとアイシング効果が得られます。帰りの道のりも楽になりますよ」と言う清水さんのアドバイス通りに足を冷やすと、疲れが吹き飛んでしまうほどの心地よさ。天然のリフレッシュメントは効果絶大でした。認定ガイドのツアーなら自然の中での過ごし方を教えてくれたり、体力に不安がある参加者のペースに合わせてくれるため、安心して西表島の自然を満喫することができます。

「知れば知るほど、自分は何も知らないと感じさせられる。だからもっと知りたくなる。そんな奥深い自然が残っている稀有な島」と西表島の魅力を語る清水さん。元気に動き回る生き物や生き生きとした植物と出会えるトレッキングツアーを通して、西表島の自然の偉大さを全身で感じられます。

「知れば知るほど、自分は何も知らないと感じさせられる。だからもっと知りたくなる。そんな奥深い自然が残っている稀有な島」と西表島の魅力を語る清水さん。元気に動き回る生き物や生き生きとした植物と出会えるトレッキングツアーを通して、西表島の自然の偉大さを全身で感じられます。

西表島の森へは必ずガイドを伴って入ってください。ジャングルの中には多種多様な動植物が生息しています。少しでもコースから外れた場所を歩くと新たな道ができてしまい、その場所に生息している動植物が踏み荒らされて、生態系が変わってくる恐れもあります。西表島の自然を壊さないためにも、私たち一人ひとりの心がけが大切です。 紹介したツアーは下記にてご体験いただけます

西表島ガイドUMICO

住所
沖縄県八重山郡竹富町字上原10-173
営業時間
8:00-19:00
定 休 日
不定休
アクセス
上原港および上原方面の宿への送迎あり。東部方面の宿のお客様は公共交通機関やレンタカーで現地集合でお願いします。
料 金
ジャングルトレッキングコース(半日)
大人(中学生以上) 7,500円/
子ども(小学生以上) 5,500円

生態系の循環サイクルが目に見える島

「人間もまた生態系のごく一部に過ぎない」と、西表島の自然を40年近く見つめ続けてきた森本孝房さんは言います。森から始まった流れが川となり、多くの生きものを育みながらサンゴ礁の海へと注ぐ。西表島は命の繋がりがよくわかる、生命の息吹に満ちた島なのです。

森本 孝房さん(もりもとたかふさ・西表島バナナハウス代表)

http://www.iriomotenature.com/

1956年、兵庫県太子町生まれ。島の豊かな自然に魅了され、21才の時に西表島へ移住。自然観察のガイド業だけでなく、今では一般的になったカヌーを島内で初めてツアーに取り入れた先駆者的な存在。生きもの全般に造詣が深く、これまでに培われた経験を請われ、研究者やメディア関係者から調査や取材の協力依頼が絶えない。カヌーによるマングローブ林や干潟の観察、トレッキングのガイドや自然解説など、体験を通して西表島の魅力を発信している。

夜の森歩きは餌を探して活発に動き回る生きものや眠っている姿など、生きものの「素の表情」が観察できる可能性が高く、昼間とは違った発見があります。島内の自然を知り尽くしたガイドだからこそ、見ることができる世界がある。一年を通して光るホタルが観察できるのも西表島の魅力です。

巨木には「精霊」が宿っていると、森本さんは言います。人間によって利用価値がない樹木であっても、イリオモテヤマネコをはじめとする野生生物の住処となったり、餌を与えてくれる大切な場所になっているのです。西表島に暮らす人はそのような場所を守り、すべての生きものが将来に渡って暮らしやすい島を目指しています。​

森本さんは西表島の自然から「生きものに無駄なものはない」ことを学んだと言います。山に降った雨は森に恵みを与え、養分を含んだ川がマングローブ林から海へと注ぎ、干潟や森に暮らす生きものを支えています。カヌーでピナイサーラの滝へ向かうツアーでは人間を含めた自然のつながりがわかりやすく観察できるため、命の循環を学ぶ理想的なフィールドともいえます。

イリオモテヤマネコが車道で事故に遭うケースが後を絶ちません。2018年は昼夜を問わず、7件の事故が発生。森本さんは事故を防ぐために、島を訪れた方への協力が必要不可欠だと考えています。夜行性の生きものであっても日中に活動することは珍しいことではありません。カーブ手前では減速し、気持ちに余裕を持って走るだけで防げる事故があります。​

西表島に暮らしはじめて40年になる森本さんですが、自然は日々変化し、いまも「まだまだ知らないことばかり」だと言います。西表島を訪れた方が島を離れても、身の回りにある環境に関心を持ち続けてくれることが、西表島で様々なことを学んだ森本さんの願いです。

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